【徹底比較】VOOとVIGのどちらがコア資産に向いているのか
長期で安定的な投資商品をお探しのあなた。そんな貴方には安定した指数に連動するインデックス銘柄がおすすめです。
その中でもよく比較されるのがVOOと VIG。あなたは違いがわかりますか?S&P500に連動するVOOと米国連続増配のVIG。実は両者とも似たような動き、伸びをしています。
しかし、その内容を知っていれば、さらにその銘柄を愛する事ができます。逆に知らなければ、あなたが思っていた動きと違う動きをして不満がでてしまうかもしれません。
この記事では、両者を比較して、銘柄の性格や優位性、あなたにおすすめなのはどちらなのかをお話ししていきます。
この記事ではこの様なお悩みを解決します。
- VOOとVIGはどう違う?
- 将来的に儲かるのはどちら?
- 高配当なのはどちら?
長期投資安定志向。つみたてNISAで満額までeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)を積み立て、さらに追加でeMAXIS Slim S&P500を積み立てるほどの安定志向です。最後まで読めば、どちらに投資すべきか分かります。是非最後まで読んでいってくださいね。
VOOとVIGの比較
まずは両者を比較していきましょう。
VOOはバンガード社が運用するS&P500指数に対応するETFです。一方で、VIGはバンガード社が運用する高配当株ETFです。つまり、VOOはS&P500指数の業種構成に従って、大型株を主に投資します。一方で、VIGは配当金額が高い株を選択し、投資します。投資対象や投資戦略によって違いがあるので、自分の投資目的に合ったETFを選ぶことが重要です。
項目 | VOO | VIG |
---|---|---|
運営会社 | バンガード | バンガード |
設定年 | 2010年 | 2006年 |
主な投資対象 | S&P500 | 米国増配株式 |
構成銘柄 | S&P500 508社 時価総額加重平均 | 連続増配10年以上 202社 修正時価総額加重平均 |
経費率 | 0.03% | 0.06% |
配当利回り | 1.57% | 1.58% |
5年進捗 | 11.9%増 | 11.5%増 |
単価 | 339.18$ | 139.16$ |
ほぼ同等のパフォーマンスですが、経費率でVOOの方に分があります。しかし、経費率の0.03%はどちらにせよ激安であり、大差はないと考えます。構成銘柄も倍以上VOOの方が多くリスク分散されています。
VOOは設定年が2010年と比較的若く、リーマンショックを経験していないので不安が残ります。しかし、コロナショックでも株価を戻し実績を得たのでその不安を払拭しました。
パフォーマンスを見ると、少しVOOが勝ってますね。
VOOとVIGの株価の伸び
VOOとVIGはほぼ同じような値動きをしています。
VOOの5年チャート
VIGの5年チャート
同じように伸び、同じように落ちる。
でも少し、VIGの方が谷が浅そうに見えるクマ。
ただし、VIGは大型株に多く伸びる銘柄が少ないので比較的伸びが弱くなります。
VIGとVOOのGAFAMの関係
アメリカの株価はGAFAMと呼ばれるハイテク株が先導しており、これがどれだけ採用されているかでも、伸びが変わってきます。
GAFAMとは…
ハイテク銘柄5社をあわせて呼ぶ時の略称。各々の頭文字を取っている。この5社で日本の株式を上回る規模である。Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft の5社
「ビッグテック」、「ビッグファイブ」、「S&P5」と呼ばれる事もある
採用されているGAFAMの違いはコチラ
VOO | VIG |
---|---|
グーグル アップル フェイスブック アマゾン マイクロソフト | マイクロソフト アップル |
VOOには全ての「GAFAM」が含まれており、VIGにはマイクロソフトとアップルのみ採用されています。グーグル・フェイスブック・アマゾンは分配金を出していない企業の為、VIGに組み込まれることはありません。
VIGにアップルが編入された
アップルについては現在10年連続増配中でVIGに編入されました。アップルがVIGに組み込まれれば株価には好材料となり、上昇する可能性があります。
GAFAMが全て入っている分、ここでもVOOが有利だね!
しかし、良くも悪くもVOOはハイテク銘柄の割合が多く、セクター分散としては偏っています。セクター分散的にはVIGが非常にバランスが取れていて、高評価です。
VOOとVIGの暴落時のパフォーマンス
リーマンショックを超えていない為、大暴落時のパフォーマンスのみ心配が残るVOOでした。しかし、今回のコロナショックでもしっかりとした復帰力を見せ、さらに信用を上げました。
VIGにおいても、VOOには及ばないものの同程度の復帰力を見せ、こちらも盤石の安定感を見せています。差が出たのが暴落時の最大下落率です。さらに、暴落後復帰を始めるのもVIGの方が早く上昇しました。
項目 | VOO | VIG |
---|---|---|
コロナ時の下落率 | 約32%マイナス | 約28%マイナス |
リスク分散については、VOOが508社、VIGが202社とVOOの方が分散が効いています。しかし、VIGは優良な実績のある大型株で構成されている為、暴落時の安定感があるようです。
暴落耐性では少しVIGが優勢。早く上昇すれば安心だし、うまくいけば他に資金を回して運用する事もできるね。
VOOとVIGの分配金
項目 | VOO | VIG |
---|---|---|
分配金 | 1.29% | 1.77% |
あれ?VIGって高配当じゃないの?
違うよ!連続「増配」してきている銘柄を集めているだけで、現時点ではそんなに高配当じゃないんだ。
実際、VOOの方が分配金が高い場合もあります。その代わりに、毎年毎年増配されていく事が予想されているので、10年保持すれば配当が倍になっている事も考えられます。
VIGは株価自体もS&P500に近いキャピタルゲインを得つつ、将来高配当も狙う。
VOOとVIGどっちがいいの?「みんなの声」
ここでは、VOOとVIGどちらがいいのか。みんなの声を拾っていきます。
【まとめ】VOOとVIGどちらが良いのか
項目 | VOO | VIG |
---|---|---|
株価の上昇 | S&P500の強い伸び | VOOより少し弱い |
暴落時の耐性 | しっかりと戻す | VOOより強く 回復が早い |
GAFAM | グーグル アップル フェイスブック アマゾン マイクロソフト | マイクロソフト もうすぐアップル |
経費率 | 0.03% | 0.06% |
分配金 | 1.29% | 1.77% 将来上がりやすい |
収益タイプ | キャピタルゲイン | キャピタルゲイン +インカムゲイン |
攻守 | 中立 | ディフェンシブ |
この結果を踏まえて、私がVIGを選んだ理由は
- 債権並みのディフェンシブさ
- 高配当好きなので将来の高配当化に賭けたい
- それでいてS&P500なみのキャピタルゲイン
ここに魅力を感じ、コアETFにVIGを採用しています。しかし、これはあくまで私の話。株取引の責任は自分自身が取ること!
Q&A
- VOOとVIGではどちらがリスク分散されていますか?
VOOの方がリスク分散されています。約500銘柄に分散されて投資されています。
- 暴落時に下がりにくいのはどちらですか?
VIGです。しかし、大きくは変わりません。
- 将来、大きく伸びるのはどちらですか?
将来確実に伸びる保証はありません。しかし、これまでの伸びを鑑みるとVOOが伸びる可能性が高いです。
【結論】ぶっちゃけ、VOOで良い
それを踏まえた上で私の結論は!
好きな方を買え!
無責任なwww
それだけ、両方良いETFという事です。一般的には、下記の様な利点から、「VOO」をおススメします!
- 大人気なので取引数量でVIGを追い抜いている
- アメリカの成長を最大限享受できる
- 経費率がVIGの半分
- 配当金貰うと日米で二重に税金取がられるので、キャピタルゲインに集中させたい
- 各ネット証券で、手数料無料になっている
VIGやVOOの買い方
VIGやVOOなどの米国ETFは必ずネット証券で取引しましょう。なぜなら、窓口ではボッタくり商品や高い手数料を支払わされる可能性があるからです。
おすすめのネット証券はこちら
将来すこしでも資産を大きくしたいなら手数料の安い証券会社を選びたいですね!
- 米国株を中心に長期投資をする投資家
- コアサテライト戦略を推奨
- VIGとeMAXIS Slim全世界株式をコアに据える
- QQQ・VTI・XYLDをサテライト運用
- SBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM.com証券
- ブログサイトを4サイト運営
- twitterフォロワー 7,000人以上
- 140名以上在籍のブログコミュニティ運営者
米国株ETFが始めたくなったら
米国株ETFを始めるにはどうしたらよいのでしょうか?株の初心者には全然わかりませんよね。
米国株ETFを始めるには、まず証券会社の口座を開設しましょう。でも、株を知ったばかりのあなたはどの証券会社を選べばいいかわかりませんよね。私もそうでした。
何も知らずに証券会社を選ぶことは非常に危険です。なぜなら、証券会社によって手数料がまったく違うからです。例えば、銀行や証券会社などで投資信託を契約してしまうと、非常に手数料が高額になる場合が多いです。手数料が多いと、その時点で将来の資産形成スピードが遅くなります。それどころか手数料負けしてしまって、マイナスになることもあり得ます。
そこで、手数料も低額で良心的なネット証券会社を二つご紹介します。両行とも、自信をもっておすすめできる証券会社です。
SBI証券
証券会社の口座開設数で日本一を誇るSBI証券。多くの方々に親しまれている理由は、総合的なレベルの高さ。
- 国内の証券口座開設数ナンバーワン!
- SBI・Vシリーズで、VT/VOO/VTIなどのETFに連動した投資信託が円貨で購入できる
- 住信SBIネット銀行経由でドルを買うと手数料が最安
- PTS取引で夜間も株取引ができる!
- 投資信託の買い付けにTポイントが利用できる!
- IPO案件の取り扱いが多く、IPOチャレンジポイントで何時かは購入できるのが嬉しい。
- Tポイントでも投資が可能に!
とりあえず一つ口座開設したいなら、SBI証券を選べばいいですね。
SBI証券で口座開設する方法を、画像を使って解説しました!ぜひ参考にしてくださいね。
コメント