【リスク許容度】暴落時に自分が耐えられるラインを知っておこう
株式市場が調子がいい時は忘れがちになる「暴落」。数年に一度、必ず起こるといってもいいのにも関わらず、投資家はその辛い時期を忘れてしまいます。暴落が起こったとしても、自分のリスク許容度を理解して、それに沿った投資方法で投資を行なっていれば、そこまで恐るものではありません。
では、この「リスク許容度」とは、一体なんなんでしょうか。それは、何かしらのリスク、多いのは暴落ですが、実際にそれが起こった際に、あなたが耐えられるかどうか、株式市場から退場せざるを得ない状況にならないかどうかの判断基準になります。
これを理解せずに投資していると、実際に暴落が起こった時に耐えられず、安値で売却して退場ということになりかねません。大きな損失をだし、株式投資に嫌悪感だけを残してやめてしまうわけです。そして言うのです。「やっぱ株はギャンブルだった。」と。
この記事では、リスク許容度とは一体何なのか、また、どうやって測ればよいのか、けんたくんと共に解説していきますね!
マンガ:クマ(@cumacuma_cuma)
どんぐり所長
米国株式を中心に投資する投資家。投資の為に樫の木から落ちてきた木の実らしい。安定型、長期投資志向であり、投資信託や米国ETF、国内高配当株に投資している。
けんたくん
お金持ちに憧れる小学6年生。株式取引に大いに興味あり、自分以外が儲かる事がキライ。両親より株式に詳しい。
リスク許容度はあなたの心の防衛ライン
リスク許容度ってどういうことなの?
「リスク」を「許容」できる「度合い」だから、自分が納得できる割合のことだね。
具体的に言うと、どんな感じ?
簡単に言うと、大暴落しても資産を売らずに耐えられる割合のことかな?
暴落したら、早く売らなきゃ!ってなるもんね。
リスク許容度は、「暴落しても、この銘柄はこういう理由で、将来的にこうしたい銘柄だから大丈夫」というように、あなた自身が納得して、将来にかけられる銘柄をどれだけ持っているかによって変わってきます。納得できていない銘柄は、暴落時にどうしても不安になり売却してしまいます。
資産の種類を2種類に分ける
割合って、何と何の割合なの?
簡単に言うと、安定型の銘柄と、値動きの大きい攻撃型の銘柄を分けるよ。
例を教えてください!
安定型は、市場の指数などに連動したインデックス銘柄を主体とします。S&P500や全世界などの指数に連動した商品に投資することで、リスク分散や安心感が増していきます。金や債権については、初心者のうちはそれほど気にしなくてもよいです。
攻撃型の商品というのは、値動きが大きく、はやく資産形成を狙える可能性がある投機に近い銘柄です。物凄い利益を生むこともあれば、逆に損をすることもある商品ですので、ある程度の知識や勉強、情報収集が必要になります。どちらかといえば、中短期投資に向いているので、長期投資思考の株式初心者は手を出さなくてもいいでしょう。
あなたのリスク許容度を探る
安全な割合ってあるの?
いや!はっきりした指標はないよ。
じゃー、どうやって割合をきめたらいいのさ?
割合は、実際に暴落を体験してみるしかないね!
リスク許容度は人によって違います。一人暮らしなのか、結婚して子供がいるのか、家を持っていてローンがあるかなど、ひとによって条件が違うからです。
まず、現金にしても、暴落しても生活していけるだけの現金を残しておく必要があります。一人暮らしだとそれこそ30−50万程度あれば、それなりに生活していくことができます。しかし、4人家族ならば、やはり100−300万ほど持っておいたほうが安心です。
さらに資産の部分においても、安定的な銘柄と攻撃的な銘柄の割合も同じような理由で変わってきます。
自分の器にあった投資をする
僕は100%オフェンス銘柄で挑戦できるよ!
けんたくんは、両親に養ってもらってるから、挑戦しやすいね。
フフフ。
でも、危なくなったら売却したりする度胸と経験が必要だよ。
株式市場が好調な時は、何をしても勝てるという錯覚に陥ります。自分のポートフォリオの内、8割以上を投機にちかい攻撃型の銘柄にしてしまっても、どんどん利益が増えていきリスクのことを忘れてしまいます。そして、いざ暴落した時に気づくのです。
もちろん、勘の良い敏腕トレーダーなら暴落を察知し、高値のうちに銘柄を処分してしまうでしょう。でも、同じことを初心者ができるでしょうか。きっと、あれよあれよと下がっていく株価を指を咥えたまま眺めてしまうでしょう。そして、もうだめだと売却したところが、株価の底でそこから上がり始める。よくある話です。
株価が好調な時ほど、暴落したらどうするのかを考えておく必要があります。安定的なインデックス銘柄なら、比較的楽に耐えることができます。その割合をどの程度にしたらいいか、考えておきましょう。
リスク許容度を知るためには暴落を経験すること
無敵無敵♪
実際に暴落したら、そんなメンタルではいられないよ〜。
不安にさせるなぁ。
なので、暴落を経験しているかどうかは、投資家にとってとても大きなことなんだよ。
大きな暴落を経験した投資家は、必ず一回り大きくなります。下がり続ける株価。低迷する株価。そういう状況を耐え抜いたからこそ、次のリスクが取れる様になるのです。
暴落に備えて
いきなりレバナスに全力!
はじめは、VOOとかにしときなって。
一気に儲けたいじゃん!
一気に儲かるってことは、一気に失うこともあるの。それを「リスク」って言うんだよ。
暴落を経験していない初心者投資家は、リスク許容度を高めておいた方がいいです。安定資産で固めておく、もしくは少量投資にしておいて投資に慣れるのが一番大切です。そうしておくことで、実際に暴落した時に値動きを体感でき、どう動けばよいのかを知ることができます。値動きの大きな銘柄に挑戦したいのなら、その後でも決して遅くありません。
とりあえず、VOO買ってみるね!
あなたも自分のリスク許容度を知って、投資していきましょうね!
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