簡単・低コストに大型バリュー株に分散投資しする方法【VTV】
あなたは米国ETFを長期的に投資したいとお考えですか?VTVは長期投資に最適!
VTVとはアメリカの大型バリュー株を集めたETFの事です。バリュー株とは割安株のこと。過小評価されている銘柄は、将来何かの拍子で評価されて株価が上がっていく可能性を秘めています。
いわゆる、この先評価されるかも…?という企業達を集めたETFですね。
将来評価される可能性を秘めた銘柄を長期で保有することで、安定して株価の値上がりを狙います。
逆に、今ノリノリの評価されている企業をグロース株(成長株)といいます。アメリカの大型グロース株を集めたETFはVUGです。すぐ、株価の値上がりを狙いたい場合はVUGを選びましょう。
そんなVTVの魅力について解説していきます!
マンガ:クマ(@cumacuma_cuma)
どんぐり所長
米国株式を中心に投資する投資家。投資の為に樫の木から落ちてきた木の実らしい。安定型、長期投資志向であり、投資信託や米国ETF、国内高配当株に投資している。
けんたくん
お金持ちに憧れる小学6年生。株式取引に大いに興味あり、自分以外が儲かる事がキライ。両親より株式に詳しい。
VTVとはアメリカの大型バリュー株に投資するファンド
アメリカの大型バリュー株に投資するETFです。
VTVはバンガード社が運用する、大型株式市場全体を投資対象としたインデックスETFです。インデックスはS&P500 Value Indexに基づいています。VTVを運用することで、500社以上の大型株式市場に収益を得ることができます。VTVは、株価上昇による収益を狙う投資家におすすめです。
割安感のある安定した大型株に投資することで、VOOなどと比べるとキャピタルゲインはそこまで期待できないものの、リスクを取らずに長期保有することができます。
バリュー株とは
バリュー株って?
割安な株ってことだね!
バリュー株とは、株価が安く、配当や利益が高い、または株式相場に対して株価が低いと見られる株式のことを指します。これらの株式は、株式相場に対して低い評価を受けているため、株式相場が上昇した場合には大きな収益を上げる可能性があります。
バリュー株とは大型の歴史があり安定している企業が多いです。老舗の企業が多い理由は、歴史のある企業は成長を目指してなく安定を目指している為、設備投資などに積極的でなくなり、配当金など株主を優先する方針に変化していくことが挙げられます。
バリュー株の対義語はグロース株
バリュー株に対して、成長する株をグロース株といいます。グロースに含まれる企業はGAFAMなど、今を時めく成長企業です。設備投資や先行投資をバンバン行って成長を促していきます。その代わり株主に支払う配当金は少な目。配当金が少ない分、成長して株価で株主に還元する企業達です。グロース株を集めたETFはVUGなどがあります。
VTVの運用会社はバンガード
VTVの運用会社はバンガード社
バンガード社は、アメリカに本社を置く投資信託の大手企業です。1929年に設立され、現在は世界最大の投資信託会社の1つとされています。バンガード社は、投資信託や共同基金、ETFなどの資産運用サービスを提供しており、インデックスファンドをはじめとする低コストな投資商品が特に有名です。
また、バンガード社は長期投資に特化しており、運用するファンドには多くのインデックスファンドがあります。信頼性の高い運用と低コストが特徴的であり、投資初心者にもおすすめの企業です。
つおい?
つおい、つおい!世界最大級の資産運用会社だよ!
バンガード社はブラックロック社に次ぐ世界第二位の投資信託および上場投資信託の提供者です。世界で初めてインデックスファンドを個人投資家に提供した企業として有名です。
経費率の低い良心的な商品を多く提供しており、特に日本国内では大人気の資産運用会社です。
バンガードの詳しい記事はこちら
VTVの投資対象は大型バリュー株
VTVの投資対象はアメリカの大型バリュー株。
VTVの投資対象はアメリカの大型バリュー株。数多の企業の中からバンガード社が選定した企業のみで構成されています。判断基準は「実際の企業価値から過小評価されている企業」。いわゆる「割安」と判断される企業達です。
主な構成銘柄
例えばどんな企業?
上位10位の銘柄を確認してみようか。
ティッカー | 企業名 | 構成比率 |
---|---|---|
BRK | バークシャーハサウェイ | 3.12% |
JNJ | ジョンソン エンド ジョンソン | 2.66% |
UNH | ユナイテッドヘルス | 2.64% |
XOM | エクソンモービル | 2.29% |
JPM | JPモルガン | 2.20% |
PG | P&G | 2.00% |
CVX | シェブロン | 1.92% |
PFE | ファイザー | 1.68% |
LLY | イーライリリー | 1.51% |
ABBV | アッヴィ | 1.47% |
構成比率1位には、投資の神様ウォーレンバフェットが率いるバークシャーハサウェイ。そのあとに続く企業も大手の歴史ある大企業ばかりです。
結構、通好みの企業が多いね。
VTVの配当利回りは意外に高い
VTVの配当金は2.56%!(2022年6月現在)
多いの?
2022年6月時点で、VOOが1.57%、VYMが3.37%です。VTVはちょうど中間程度の配当利回りになります。バリュー株は、設備投資よりも株主への配当金を多めに出す企業が多い為、配当利回りも高めになりますね。
VTVは資産総額もしっかり集まる
VTVの資産総額は932億ドル!
桁が多すぎてイメージつきません。
資産総額は多ければ多いほどおすすめです。資産総額が多いファンドは人気で資金が集まっている証拠。資金が多ければ多いほど運用がしやすい為、運用経費も下がる傾向にあります。
逆に資産総額が下がっていく銘柄は危険。不人気で資産が抜けていっているか、株価が下がって資産価値が落ちていますので注意が必要です。
資産総額は多ければ多いほど安心できる銘柄になりますので、チェックしてみましょう。
VTVの経費率は激安
VTVの経費率は0.04%!
さすがバンガードだね!
VTVの経費率は0.04%と最安水準。VTVに100万円投資しても1年間に400円しか経費がかかりません。バンガード社は経費が安いファンドを多く揃えていますので、人気の理由がわかりますね。
経費率は低ければ低いほど、長期保有に有利になりますので、ぜひ確認してくださいね。
バリュー株の可能性
どんどん成長する企業に投資する方がいいんじゃないの?
投資方法は人それぞれだから、バリュー株が合う人もいるんだよ!
バリュー株は大型の老舗企業が多い為、そこまで大きな「賭け」にでるような戦略はとりません。いままでその企業を大きくしてきた事業で地道にコツコツと業績を上げ続けます。
したがって、大きな損害を出すことも少なく、結果的に安定した業績を上げ続けます。しかし、大きく新たな成果を上げる可能性もさがりますので、株価が大きく跳ね上がることも少なくなります。
地道にコツコツと投資を進めていきたい方におすすめの銘柄になります。
バリュー株に投資すれば安心というわけではない
市況が悪くなり、グロース株が売られだした場合、バリュー株が買われ始める場合があります。しかし、それ以上に悪化した場合はバリュー株も売られ、ゴールドや債券などに資金が流れます。
バリュー株に投資したからといってリスク的に安心というものではありません。しかし、グロース株などと分けてポートフォリオに加えることで、リスク分散になるでそう。
VTVに投資するメリット
VTVは、バンガード社が運用するインデックスファンドで、S&P 500 Value Indexに投資します。 VTVに投資するメリットは次のようになります。
- VTVには、500社以上の大手株が収集されているため、世界的に有名な大手企業の株を複数持てる。
- VTVはインデックスファンドの一つであり、管理費用が低いため、株価の急騰や急落によって損失を受けにくい。
- VTVはバリュー株に投資することができるため、株式投資においてはリスクとリターンのバランスが良い。
簡単にバリュー株に分散投資できます!
VTVに投資するリスク
VTVに投資する際のリスクには以下のようなものがあります。
- 株価の大幅な変動による投資元本の減少リスク
- 投資先となる企業の財務状況の悪化によるリスク
- 投資先となる企業の事業環境の変化によるリスク
- 投資先となる企業の戦略失敗によるリスク
- 投資先となる企業の業績の低下によるリスク
- 投資先となる企業の不祥事によるリスク
- 経済全般の不振によるリスク
- 投資先となる市場の不安定な状態によるリスク
- 為替の変動によるリスク
なお、上記リスクは投資先によって異なるため、投資前には適切なリスクの評価を行うようにしましょう。
一般的な投資リスクですね。VTVは他のETFと比べてリスクは低いと思います。
VTVに投資する方法
どうやって米国株ETFをはじめたらいいかわかる?
街の証券会社に行って買う!
対面で買う証券会社はおすすめしないよ!
えっ!?
証券会社の窓口に行くと、手数料の高い商品をすすめられがちなんだ。
そうなんだ〜(汗)
安全な米国株ETFのはじめかたを教えるので安心してはじめてください!
VTVはこんな方におすすめ
VTVは地道にコツコツ行きたい投資家向けです!
ゆっくり資産形成だね!
- 株価の値上がり益にも期待したい
- 配当金が少し多めにほしい
- 長期投資したい
- 比較的リスクの低い企業に投資したい
- 経費率が安い銘柄に投資したい
- 資産総額の多い銘柄に投資したい
- ウォーレンバフェットに投資したい
VTVは地道にこつこつと、保有し続け、配当金と値上がり益でゆっくりと資産形成したい方向けです。急いで資産形成をしたい方はグロース系のファンドを購入するのがよいでしょう。
VTVを守りのETFとしてコアに据え、何割かを成長するグロース株などに投資するコアサテライト戦略とするのもよいですね。
ゆっくり資産形成したい人なんているの?
ウォーレンバフェットは、成功の秘訣に「ゆっくり資産形成すること」と語っているよ。
急ぐと多くは失敗するってことか…深いね。
VTVで米国株ETFをはじめてみませんか?
米国株ETFが始めたくなったら
米国株ETFを始めるにはどうしたらよいのでしょうか?株の初心者には全然わかりませんよね。
米国株ETFを始めるには、まず証券会社の口座を開設しましょう。でも、株を知ったばかりのあなたはどの証券会社を選べばいいかわかりませんよね。私もそうでした。
何も知らずに証券会社を選ぶことは非常に危険です。なぜなら、証券会社によって手数料がまったく違うからです。例えば、銀行や証券会社などで投資信託を契約してしまうと、非常に手数料が高額になる場合が多いです。手数料が多いと、その時点で将来の資産形成スピードが遅くなります。それどころか手数料負けしてしまって、マイナスになることもあり得ます。
そこで、手数料も低額で良心的なネット証券会社を二つご紹介します。両行とも、自信をもっておすすめできる証券会社です。
SBI証券
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SBI証券で口座開設する方法を、画像を使って解説しました!ぜひ参考にしてくださいね。
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