【成行】値段を指定せずに注文

いざ株取引をしようと証券会社の画面を開くと、あるわあるわ、専門用語の海。初心者にはまったく意味がわかりません。特に株を購入する時にでてくる「成行」と「指値」。どちらの購入方法にもメリット、デメリットがあります。
成行とは、値段を決めずに株式取引を発注すること。その銘柄の注文時の価格ですぐ購入したい時に使用する注文方法です。
従って、指値とは値段を決めて取引を発注することになりますね。
この記事では、成行注文のメリットやデメリットについて解説していきたいと思います。


マンガ:クマ(@cumacuma_cuma)

どんぐり所長
米国株式を中心に投資する投資家。投資の為に樫の木から落ちてきた木の実らしい。安定型、長期投資志向であり、投資信託や米国ETF、国内高配当株に投資している。

けんたくん
お金持ちに憧れる小学6年生。株式取引に大いに興味あり、自分以外が儲かる事がキライ。両親より株式に詳しい。
成行注文とは


成行注文は価格を決めずに注文する方法だよ!
それなら高く買わされたり、安く売られちゃったりして損するんじゃないの?


現在取引されてる価格帯の近くでは購入されるよ!
成行注文とは一体どのような注文方法なのでしょうか。
成行注文とは、価格を決めずに注文する方法というのは先述したとおり。価格はその時取引されている価格帯の中で自動的に決定します。
どうしてもその日のうちに約定させたい銘柄などがある場合は成行注文を使うことで、ほぼ確実に取引を成立させることができます。
成行注文のデメリット

成行注文のデメリットってないの?


デメリットはもちろんあるよ!
価格が自動的に決まる成行注文。そこに一体どういったデメリットがあるのでしょうか。実際に起こる事案を元に解説していきます。
思った価格より高い(安い)価格で約定する
ちょっと!成行で買い注文入れたんだけど、思ったより高い価格で買っちゃった!


それは残念。でも、理由があるんだよ!
成行で注文した場合、リアルで取引されている価格よりも、高い金額で購入してしまったり、安い金額で売却してしまうことがよくあります。これには理由があります。
成行注文よりも指値注文が優先される

それは、取引価格帯に指値注文が多く、指値が優先されて成行まで順番がまわってこなかったんだ。
えっ!指値注文の方が優先なの?

成行注文よりも、指値注文の方が優先されます。現在の取引価格帯で指値注文が多い場合、あなたが発注した成行注文は、現在の取引価格よりも離れた金額で約定する場合があります。
指値で現在の取引価格よりも少し損側に金額設定をすれば、購入できる確率が上がります。
成り行き注文が約定しない

成行注文がなかなか約定しないことがあるんだ。
エー!値段決めてないのに?

成り行き注文が約定しない理由は2つ
- 成り行き注文は早い者勝ち。注文を早く出した人から約定していきます。自分の順番が来るまでは約定しません。
- そもそも、相手注文がなければ約定しない
成行注文のメリット

じゃあ、成行注文のメリットを教えてください!


了解!
成り行き注文なら買いやすい

何と言っても、その銘柄を購入しやすいってことだね!
指値だったら買いにくいの?

人間という生き物は、少しでも儲けたい、損をしたくないと考える生き物です。
指値で相場を頻繁に確認しながら、ここだ!というタイミングで株式売買注文を入れます。その場合、取引が成立(約定)しないことがよくあります。翌日に再度その取引をしようとすると、株価が大きく変動しており、取引を中止せざるを得ない、なんてことも起こります。
その点、成行ならば、その日のうちにほぼ約定することができます。
初心者は成行を上手に使って取引しよう!

指値で注文するとき、デイトレーダーのようにモニターに張り付いて、一番下がったところで購入注文を入れたい、または、一番上がったところで売り注文をだしたい。よ〜くわかります。
しかし、そういう「最高のタイミング」を探していると、結局購入できなかった。なーんてことが起こり得ます。
そうならないためにも、ほぼ確実に購入したい場合に「成行注文」を使用します。成行注文ならその日のうちに約定することが多く、すぐ複利の恩恵に預かれるようになるでしょう。
初心者こそ、成行をうまく使って、相場に慣れていきたいですね!
本日はここまで。
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