簡単・低コストで全世界に分散投資する方法【VT】
株式投資を始めたいな〜というあなた。どこの会社の銘柄を買おうか…とお考えではりませんか?
株初心者にとって、会社の株をひとつひとつ選んでいく、いわゆる「個別株」は非常に難しいです。なぜなら、購入したい会社の業績や財務状況など、全て調べて納得したうえで購入しなければならないからです。
もちろん、勘で「ピン!」ときて、大当たりする方もおられます。しかし、そんなにうまくいかないのが株の世界。少しでも成功率を上げるためには勉強する必要があります。
では、どういう投資方法がおすすめなのでしょうか。そこで出てくるのが「インデックス投資」です。
インデックス投資とは、銘柄を一つ一つ購入していくのではなく、市場で使われてい「指数」に投資する投資法です。例えばアメリカの「 S&P500 」なら、アメリカの優秀な500社に連動した指数になります。この、指数に連動する商品を購入すれば、自動的に500社に分散して投資したのと同じことになるのです。
そのインデックスの中でもおすすめなのが、全世界に投資する「楽天全世界」などの投資信託や、「 VT 」などのETFです。しかし、この「VT」という知らない人からしたら、ただの暗号でしかないですよね。
この「 VT 」。初心者にとってもおすすめな、米国株ETFですので、是非、覚えて欲しい!この記事では、いったいどういう銘柄なのか。できるだけやさしい言葉で解説していきます!
マンガ:クマ(@cumacuma_cuma)
どんぐり所長
米国株式を中心に投資する投資家。投資の為に樫の木から落ちてきた木の実らしい。安定型、長期投資志向であり、投資信託や米国ETF、国内高配当株に投資している。
けんたくん
お金持ちに憧れる小学6年生。株式取引に大いに興味あり、自分以外が儲かる事がキライ。両親より株式に詳しい。
VTとは
バンガードが運用するETF「VT」は、世界株式市場全体を投資対象とした、バンガード社のグローバル株式市場指数ファンドです。このETFは、MSCI All Country World Index (ACWI)を指数として運用しており、世界中の株式市場に投資を行っています。そのため、投資対象となる国や地域が多様であり、多国籍株式に投資を行うことができるという特徴があります。
また、「VT」は、大量の銘柄を選別せずに、指数全体を運用するため、市場のパフォーマンスに近いリターンが得られるとされています。これは、株式選別やタイミングによるリスクを軽減する効果があると考えられます。
「VT」は、投資初心者においても扱いやすいとされており、世界株式市場全体を投資対象とした多様性の高い投資選択肢として検討されることが多いです。
簡単にまとめると…
VTは全世界をまるっと買えちゃうアメリカの投資商品です!
全世界の企業に分散して投資できるETF、「VT」。では、どういう商品なのか、次項から優しく解説していきます!
VTの読み方
読み方は「ぶい・てぃー」だよ!
そのままだね!
VTの正式名称は、バンガード・トータル・ワールドストックETFといいます。このまま読むと長すぎる為、ほとんどの投資はティッカーであるVTと呼びます。
ティッカーとは、株式を簡単に見分ける為の整理番号のようなもの。日本では4桁の数字で表されていますが、アメリカでは企業や商品名の省略アルファベットで表されます。
VTの運用会社はバンガード
運用会社はバンガード社だよ!
どんな会社?
バンガード社は、1951年にジャック・バンガードによって設立された世界最大の資産運用会社です。インデックスファンドを中心に運用しており、VTというETFもその一つです。 VTは、世界株式市場に投資することができる全世界株式指数 ETFで、バンガード社によって運用されています。このETFは、投資家が世界株式市場に幅広く投資することができると同時に、手数料が低く、管理費も安いため、投資初心者にもおすすめできる選択肢の一つとなっています。
低コストで優良な商品を多数展開する、巨大運用会社です!
バンガード社はブラックロック社に次ぐ世界第二位の投資信託および上場投資信託の提供者です。世界で初めてインデックスファンドを個人投資家に提供した企業として有名です。
経費率の低い良心的な商品を多く提供しています。特に日本国内では大人気の資産運用会社ですので、このVTを始め、数多くの商品が取引されています。
バンガードの詳しい記事はこちら
VTの投資対象は全世界
全世界の47か国、約7,800社に分散投資する指数に連動するETFで、全世界の株式市場の約98%をカバーしている。地球を丸ごと買ってるイメージだね!
世界の98%ってすごい!
VT (Vanguard Total World Stock ETF) は、世界中の株式市場を投資対象としたETFです。そのため、米国株式、外国株式など様々な国の株式が投資対象となります。また、大型株から中型、小型株まで幅広い市場規模の株式が含まれています。インデックス指数に基づいて運用され、具体的にはFTSE Global All Cap Indexに基づいて運用されます。そのため、世界中の株式市場の市場全体を反映した投資が可能です。
世界は必ず良くなろうと動く、という思想からきている指数だね!
自ら悪くなろうとする国や人はいませんよね?また、技術力なども未来に向けて必ず進化していきます。そのように、地球全体で考えれば、必ず未来は少しずつでも成長していくと考える事ができます。
全世界に投資しておけば、大きなリターンは得られないかもしれませんが、少しずつ成長を享受できるという事を狙ったETFです。
経費率
経費率は0.08%!100万円運用しても、1年でたったの800円だよ!
ボクのお小遣いで払えちゃうや!
経費率は低ければ低いほど有利になります。特に長期投資で使用する場合はその影響は顕著にでます。
VTの経費率は0.08%。バンガード社運営なのでさすがの低経費です。これだけの低経費ならば、経費を気にする必要はほぼありませんね。
配当利回り
VTの直近の配当利回り(2021年3月5日現在)は2.35%。100万円投資してたら、1年間に23,500円の分配金が入ります。
あれ?結構高い!
リスク低くい安定型なのに、配当利回りがこれだけあったら嬉しいね!
直近の配当利回りとは、一番最近にでた分配金を、通常の銘柄で年4回、債券ETFやカバードコールETFで年12回分に換算して想定した数値です。1年間の配当利回りを保証するものではありません。
VTは安定型のインデックス銘柄ですが、配当利回りが高めです。高配当ETFが3~5%の範囲という事を考えれば、十分な配当利回りといえるでしょう。
➤配当利回りで銘柄を選びたい!そういう方の為の配当利回りランキングはこちら
5年トータルリターン
5年トータルリターン(外貨/年率)は13.91%(2021年3月5日現在)。5年前に100万円「VT」に投資して、分配金も再投資したら、1,918,000円になっていました!
安定型って言ってなかった?2倍近いけど…
複利の力って凄いですよね。でも、これは外貨建てなので、ここから為替と税金が引かれます!
VTは安定型と言いながらも、それなりのキャピタルゲインが期待できます。もちろんS&P500に投資するVOOや、ナスダック100に投資するQQQなどに比べれば、伸び率は低いかもしれませんが、ジワジワと伸びていく事が予想されます。
株価は必ずしも伸びるものではありません。暴落や下落は必ず起こります。そのあたりを熟知して投資を続けていきましょう。
資産総額
資産総額は180億ドル!日本円にすると、1兆8900億円ですね!(2021年3月現在)
1兆!
これでも、アメリカでは人気ないんだよ…。でも日本では大人気!
資産総額は多ければ多いほど安定して運用する事ができます。人気がありリターンもあるという事で資金が集まっています。
資産総額が少なすぎると、運用停止などの可能性があります。その点、VTは十分な資産が集まっていると言えます。
➤資産総額が多い銘柄を購入したい!そんなあなたに資産総額ランキング
VTに投資するメリット
VT (Vanguard Total World Stock ETF)は、世界中の株式市場に投資することができるETFです。そのため、投資対象の範囲は世界各地に広がり、多様性が高いというメリットがあります。また、バンガード社が運用するため、コスト面でも優れており、長期投資に向いていると言われています。初心者にもおすすめの ETF です。
- VTは、世界的に多様な株式市場に投資できるため、多様性が高いと言えます。
- VTは、バンガード社が運用するため、信頼性が高いと言えます。
- VTは、インデックスファンドとして運用されているため、長期投資に向いていると言えます。
- VTは、低コストで運用されているため、手数料や管理費用が安いと言えます。
簡単・低コストに全世界に分散投資することができる、素晴らしいファンドです。
VTに投資する際のリスク
VTに投資する際のリスクは以下のようのものがあります。
- 市場リスク:株価全体の下落による投資元本の減少
- セクターリスク:特定のセクター(産業分野)のパフォーマンスに依存するリスク
- 国家リスク:特定の国の不安定な政治や経済状況によるリスク
- 通貨リスク:外国通貨に投資することによる為替の変動リスク
- 金利リスク:金利変動による資産の価値の変動リスク
- 投資家による過大なリスクを取る可能性
- 管理運用によるリスク:運用会社の戦略や判断によるリスク
- ETFの頻繁な買い手・売り手によるリスク
- ETFは指数に対して寄り付くため、指数のパフォーマンスの低下に寄り付きリスクがある
- ETFは様々な投資信託と同じように、投資信託法に基づいて運用されるため、投資信託に対するリスクもある。
たくさんリスクがあるように見えますが、VTは他のETFと比べて非常にリスクの低いファンドです。
VTのお得な買い方
VTはネット証券で購入できます!しかも大手ネット証券会社3社なら、「買い付け手数料無料キャンペーン」中!
お得にVTを購入するチャンスですので、ぜひこの機会に購入を検討してください。
また、キャンペーンはいつまでも続くものではありません。今は各社とも行われていますが、いつ終わってもおかしくないのです。その時に、買い場が来ると、購入チャンスを逃してしまうかもしれません。
そんな事態を防ぐためにも、大手ネット証券3社はすべて口座開設しておきましょう!
これから口座を開設したい初心者さんは、まず「SBI証券」で口座を開設することをおすすめします。なぜなら、SBI証券は日本で一番口座が開設されているネット証券。みんなに選ばれているという事は、それだけ安定していて使いやすい、ということにほかなりません。
\国内人気ナンバーワンのネット証券/
VTってどんな銘柄?
VTのデメリット
そこまで大きなデメリットはないんだけど。
なら、おすすめだね!
強いて言うなら、結局はアメリカ頼みってことだね。
VTは全世界に投資するETFです。しかし、その内訳はアメリカが50%以上を占めています。これは、企業価値が高い企業がアメリカに集中している為です。
アメリカ以外の国の割合を高めたい方は、別のETFを加える事でポートフォリオの割合調整をしましょう。アメリカが含まれていない代表的なETFがこの二つ。
上手に組み合わせて、あなた好みの割合になるように調整していきましょう。
VTに関するQ&A
VTの評価
- VT一本だけで全世界の7,800社に分散投資できる
- アメリカ以外の国に投資できる
- 株価が安く積み立てしやすい
- 経費率も安い0.08%
- 全世界と言っても過半数はアメリカが占める
ちょっとアメリカの比率が大きいですが、これ1本で簡単に全世界に投資できます。
全世界の企業に投資できるってわくわくするね!
VTはこんな方におすすめ
アメリカ以外の成長も取り込んで、全世界にリスク分散したいあなた
株価も安くて投資しやすいから、株初心者にもおすすめ!
積立もしやすいし、長期投資に向いていそうだね!
VTは、これ1本だけで簡単に全世界に投資ができるETFです。運用も安定しており、初心者でも安心して投資できる銘柄の一つでしょう。
また、株価が安いので、初心者でも小さく始めやすく、他のETFの分配金を再投資する際も非常に買いやすいです。長期投資に向いており、ちょっとずつ積み立てていくのにも向いていますね!
以上がVTの解説でした。あなたが「VT」に興味を持ってくれたら嬉しいです!
あなたも、全世界に分散して成長するVTで、投資を始めてみませんか?
米国株ETFが始めたくなったら
米国株ETFを始めるにはどうしたらよいのでしょうか?株の初心者には全然わかりませんよね。
米国株ETFを始めるには、まず証券会社の口座を開設しましょう。でも、株を知ったばかりのあなたはどの証券会社を選べばいいかわかりませんよね。私もそうでした。
何も知らずに証券会社を選ぶことは非常に危険です。なぜなら、証券会社によって手数料がまったく違うからです。例えば、銀行や証券会社などで投資信託を契約してしまうと、非常に手数料が高額になる場合が多いです。手数料が多いと、その時点で将来の資産形成スピードが遅くなります。それどころか手数料負けしてしまって、マイナスになることもあり得ます。
そこで、手数料も低額で良心的なネット証券会社を二つご紹介します。両行とも、自信をもっておすすめできる証券会社です。
SBI証券
証券会社の口座開設数で日本一を誇るSBI証券。多くの方々に親しまれている理由は、総合的なレベルの高さ。
- 国内の証券口座開設数ナンバーワン!
- SBI・Vシリーズで、VT/VOO/VTIなどのETFに連動した投資信託が円貨で購入できる
- 住信SBIネット銀行経由でドルを買うと手数料が最安
- PTS取引で夜間も株取引ができる!
- 投資信託の買い付けにTポイントが利用できる!
- IPO案件の取り扱いが多く、IPOチャレンジポイントで何時かは購入できるのが嬉しい。
- Tポイントでも投資が可能に!
とりあえず一つ口座開設したいなら、SBI証券を選べばいいですね。
SBI証券で口座開設する方法を、画像を使って解説しました!ぜひ参考にしてくださいね。
- 米国株を中心に長期投資をする投資家
- コアサテライト戦略を推奨
- VIGとeMAXIS Slim全世界株式をコアに据える
- QQQ・VTI・XYLDをサテライト運用
- SBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM.com証券
- ブログサイトを4サイト運営
- twitterフォロワー 7,000人以上
- 140名以上在籍のブログコミュニティ運営者
コメント